打太刀の大切さ

毎週火曜日は、日本剣道形のお稽古デーです。

わたしたちの先生は、「日本剣道形は、難しい順番に並べられているわけではないので、初心者であっても、太刀7本、小太刀3本を通して学習しましょう」と言われます。

更に、先生は、こうもおっしゃられます。

「はじめのうちは、細かいところを、まちがえても気にせず、どんどん次の形に進んでいきましょう。繰り返し繰り返し稽古を重ねることで、例えば、皆さんが、お気に入りのレコードを何十回と聞いているうちに、何も考えずとも、次にどんな曲が流れるのか分かって自然に口ずさんでしまうかのように、剣道形10本には、どのようなものがあるのかを、自分の身体に、少しずつ覚えさせていきましょう」と・・・。

今年の1月から本格的に形稽古を始められた初心者さんも、4月の中頃には、ところどころ間違いや不十分な点はあるものの、ひととおり、”仕太刀っぽい動き”が、太刀7本、小太刀3本通してできるようになりました。

そんなわけで、今週から、これら初心者さんは、「打太刀」を学習することになりました。わたしは、一応、ちょっと先輩ということで、「仕太刀」役として、皆さんのお相手を務めさせていただきました。

そこで、私は、またもや「大発見!」っをしたのです。今日は、そのことについてしたためます。

毎回、毎回「大発見」なんて

大げさに言ってすみませーん♪

剣道形には、「打太刀」と「仕太刀」の役割がありますが、たいていの場合、昇段審査では、どちらか一方の役割を割り当てられて受審することになると思います。

私の思い込みに過ぎないかもしれないのですが、なんとなく、審査のときに自分が「打太刀」だったらいいな・・・って、思われる人が少なくないような気がします。

おそらく、その理由は、「仕太刀」には、正しく技を決めなければいけないというプレッシャーがあるからかもな・・・と思います。失敗したら超目立つもんね・・・

そんなことからか、なんとなく、普段のお稽古でも、「仕太刀」のお稽古量が、「打太刀」のそれを上回っている光景を目にすることが多いような気がします。

でも・・・

今日の私の大発見を、結論から申し上げますと・・・

「打太刀めっちゃ大事やんっ!!」

もっというなら 

「正しい打太刀なくして剣道形あらず!」です。

私は、本日、このことを痛感したのであります。

前述のとおり、今日から初心者の皆さんは、初めて「打太刀」に挑戦されました。

皆さん、先生のお手本を見ながら、見様見真似でやられるわけですから、はじめのうちは、正しい間合いで打つことや、まっすぐ大きな面を打つことなどは、すぐにはできません。これは当然ですよね。

初心者さん
初心者さん

センパイの頭に、

木刀が直撃しそうで怖いです~

そんな中、私は、相手役である仕太刀として技を決めようとするのですが・・・予期せぬ間合いやタイミングでの面打ちに、内心「おっとっとー!」っと思いながら、苦し紛れでなんとか仕太刀の技を出すわけです。

無理な体制から放つ技は、からだの重心がズレたり、物打ちでの打突が叶わなかったり・・・っと、仕太刀として正しく形を終えることは、ほとんど不可能でした。

ここで、私は、ハッとしたのです!

うわっ!

めっちゃ大事なことに気づいた!

初心者さんによる打太刀に向かって、仕太刀役を稽古させていただいてわかったことは、

打太刀が、正しく形を打たないと、

仕太刀は、正しい稽古ができない!

ということでした。

文章で書いてしまえば、当たり前のことのように聞こえますし、

竹刀稽古における元立ちの大切さについては、以前もブログにしたためたと思うのですが・・・(参照ブログ↓)

今回、あらためて私が、ものすごくドキっ!っとしたのは、おそらく初心者さんと一緒に形の稽古をしていたからだと思います。

どういうことかといいますと・・・

初心者さんが、一番最初に形を稽古するときは、たいてい「仕太刀」から学習を始めることが多いですよね。そのときに、お相手である打太刀が、正しく形を打たなければ、初心者さんたちは、はじめから間違った形を教わるしか選択肢がない!っということに気づいたからです。

太刀の形1本目で、打太刀が大きく仕太刀に向かって面を打たなければ、仕太刀は、後ろに下がる必要もなく面を打てます。2本目も同様に・・・3本目も同様に、以下同文・・・。そして、5,6本目の面打ち・小手打ちも、打突部位を正しくめがけて打たなければ、仕太刀は、すり上げ技を行うことが難しくなったり、間違った動きでのすり上げ技を覚えていってしまうことでしょう・・・。

最後の決め技を放つのは「仕太刀」なので、もし、技がうまくできなかったら、なんとなく、ああ、仕太刀が失敗したんだな・・・っと、見ている人からは、思われてしまいがちですが、実は、打太刀が、先に、失敗しているがため、仕太刀がうまく技を出せなかった・・・ということも結構あるのではないかと思います。

だからこそ、今日、あらためて、私が肝に銘じたことは・・・

打太刀しっかりやろうっと・・・。

特に、初心者さんが仕太刀を学習する際には、打太刀の役割を、今一度、よく勉強して、正しくやれるようにしないと責任重大だよぉー

私のせいで、間違った形を

覚えさせちゃうの嫌だ―

でも、正直なところ、初心者さんが相手だと、初心者さんが、面を抜けきれずに自分の木刀が相手の頭に当たってしまうかもしれない・・という恐怖感はあります。3本目とか4本目の突きも怖い~

でも、そういう心配があるときは、先生がいつもおっしゃるように「ゆっくり」「大きく」やればいいんだ・・・

間違った動きで、安全を確保するのではなく、

正しい動きを、ゆっくり大きく行うことで、安全を確保して、

初心者の皆さんに、正しい仕太刀の動きを学習してもらえるようにしなくっちゃ!

いやー、、、なんか、調子に乗って、いろいろ分かった気になって稽古してると、

いつのまにか、無意識に、こういう大事なことを忘れてしまいかけている自分に大反省!です。

今日は、打太刀を初めて学ぶ初心者さんに、とっても大切なことを学ばさせていただきました。

ありがたや、ありがたや~

初心者さん
初心者さん

礼には、およばないピヨっ!

これからも、初心者さんとともに、剣道形をコツコツ学んでいきたいと思います。

そんなわけで、また明日も稽古にいってきまーす♪

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