私は、ときどき、頭を掻きむしって、こう叫びたくなるときがあります。
「うぉおおー!もういやだあああ!」
もう何百回も先生に同じ注意されているのに、また、同じ間違いを延々と繰り返していると、自分がもう、アホになってしまったのではないかと思えてきます。

私は、アホだ・・・
アホネコだあああ
そして、なかばもう、自暴自棄モードになって、ガムシャラに素振りをしていると・・・
聞こえてきました・・・
あの方のお声が・・・

はーるちゃん♪
なんだか、今日は
ヤケクソモード漂ってるけど、どうしたの?

うえーん!
セロリ先輩~!
私は、セロリ先輩の顔を見た途端、堰を切ったように、急に涙が溢れ出てきました。
思わずセロリ先輩に抱きついて、泣きながら、今の自分の心境をぶちまけました。
すると、セロリ先輩はこう言いました(以下、セロリ先輩談)
春ちゃん、苦しんでるんだねヨシヨシナデナデ
まあ、確かに、何をやっても、なかなかうまくいかないときって、自分がものすごく情けなくなったり、アホになっちゃったんじゃないかな?って、自信喪失モードになるよね。
でもさぁ、春ちゃん、、、
ここは、ちょっと、落ち着いて、普段の自分の日常生活や、職場での自分を振り返ってみてごらんよ。
意外と、普通にちゃんとできることが結構あったり、なんなら、人よりうまくできちゃったりすることとかも、たまにあったりしない?

た、確かに・・・
自分でいうのもなんだけど
パン屋のバイトでは、結構、頼りにされてたわ♡
でしょう?
ということは、春ちゃんは、アホじゃないのよ!だから、とりあえず、自分が思っているほど、自分はアホではなかった・・・って、ひと安心しなさいよ♡
ただ・・・
春ちゃんは、アホではないんだけど、なぜか、剣道では、同じ過ちを何百回も繰り返してしまうんだよね・・・

そうなんです。
どうしてなんでしょう?
剣道では、やっぱりアホなんでしょうか?
私が、思うにはね、春ちゃんが、剣道で、何度も間違った動きを繰り返しちゃうのは、おそらく、その動きに【春ちゃんなりの理由】があるんじゃないかな?って思うんだ。
うーん、そうね、何か1つ例を出してみようか・・・・
例えば、よく先生から、左手主導で打突を行いなさい!・・って、再三、言われ続けているのに、いつまでたっても、右手を使って剣道をしてしまうでしょ?
春ちゃんは、それ、どうしてだと思う?

うーん、多分、それは、私が、右利きで、右手を使ったほうが、早く反応できるからだと思います・・・わたしの無心の技!
でしょう?
ほら、やっぱり、春ちゃんには、【自分なりの理由】があって、その動きをしているわけよ。
つまり、頭では、正しい動きは、こうなんだな・・・と理解していても、それと同時に、自分の中に、もうひとつ、自分にとって”理にかなっている”いいぶんがあるわけよ。
自分で”理にかなっている”と感じてしまうのは、おそらく、その動きが、生まれてから、これまでに身についた、その人にとって自然な動きだからじゃないかなって私は思うの。右利きの人が、カレーを食べるときに、スプーンを右手に持って食べるのは自然だもんね
つまり、剣道的には間違った動きなんだけれども、春ちゃんにとっては、心地よい動きだったてことよ。

なるほど・・・
自分にとって違和感のない
やりやすい方法を、無意識に身体が選んじゃってたんだ
よかったね、春ちゃん!春ちゃんは、別にアホだったわけじゃなくて、春ちゃんには、【自分なりの理由】が、ちゃんとあったんだよ!
そうとわかれば、次に、やることは、どうして、自分のやりかたではダメなのか?ってことを明らかにすることよ♡
ほら、剣道って、相手と対峙して闘うわけだから、”効率よく最大限の力を生み出す”ことが求められるでしょ?
このことを念頭において、【自分なりの理由】に基づいた身体の動かし方を検証してみてごらん?
どうなるかな?
おそらく、今までやっていた自分なりの動き方は、力学的に考えても、明らかに、非効率で、かつ、大きな力も生み出せない・・・そんな結果になるはずなんだよね。

た、たしかに・・・
右手で打つのは、
打ちやすいけど
竹刀が微妙に持ち上がって隙ができるし
打突感も弱い気がするわ・・・
それに、なんか、美しくない
自分の心地良さだけを優先してやる方法では、しっかり闘えないんだ、これじゃあ、全然ダメじゃん!ってことを、自分で認識して、【自分なりの理由】に、ダメ出しを徹底的に突きつけてごらん。
そうしないと、どうしても、長年、慣れしたんだ身体の使い方のほうが、無意識に出てきちゃうからね・・・。

半世紀近く連れ添ってきた動きだもんね
ちゃんと意識しないと
簡単には、消えないよね
よし、春ちゃん、ゴールがどんどん近づいてきたよ!
【自分なりの理由】にダメ出しをつきつけることが出来たら、今度は、剣道における正しい動き方の根拠を、今一度、しっかり理解することが大事よ。
例えば・・・
何故、竹刀を動かすときは左手主導でないといけないのか?
何故、重心をつねに中心に置いておく必要があるのだろうか?
何故、普通に歩くんじゃなくて、常にすり足を用いるのか?
などなど・・・。
おそらく、ほとんどが、闘うことを前提にした物理学とか運動力学に基づいた根拠になるとは思うけど、意外と難しくなくて、「なるほど!」って、うなづけることも多いんじゃないかな?
とにかく、頭に入れておく大事なことは、どんな動きも「効率よく最大限の力を生み出すため」のものだってこと♪
さあ、ちょっと、頭がパンクしちゃうといけないから、ここまででわかったことを、おさらいしながら、仕上げの最終段階に進むよ、春ちゃん!

はい!
すでに頭がパンパンです
ヨシヨシ・・・
とにかく、これまでにわかったことは
🌸過程1:自分は、アホじゃなかった・・・
🌸過程2:間違った動きには、【自分なりの理由】があった・・・
🌸過程3:でも、【自分なりの理由】が剣道的には、間違っていた・・・
🌸過程4:最も効率よく力強く闘うために必要な身体の動かし方には明白な根拠がある!
ここまで色々わかっちゃったら、あとはもう、うだうだ何も述べないよ!
🌸最終過程:とにかく、自分を律して、正しい身体の使い方を自分のものにする!
もう、何度も何度も何度も何度も・・・
とにかく、ひたすら稽古を積み上げる!

百錬自得への旅に出るのよ!
地獄の苦行ともいうけどね・・・
ふえぇええええー!
一気に新しい情報が、次々と頭に詰め込まれた感じがするけど、なんとなく、視界が開けて、いままでと違う心持ちで、上達への道のりを歩んでいけそうです。
セロリ先輩!
先輩の貴重なお時間を、私のために使っていただき、いつもありがとうございます!
・・・・(しーん)。
あれ?またか・・・。
また、いつの間にかいなくなってるセロリ先輩・・・
いつも、そよ風とともにやってきて、そよ風のごとく消えていくセロリ先輩・・・

そんなセロリ先輩、大好き♡
大好きなセロリ先輩が、私を応援してくださっている!
嬉しい!ありがたい!
だから、私は、また頑張れます!
そんなわけで、また明日稽古にいってきまーす♪
【コメント道場】