今日は、火曜日、剣道形のお稽古デーです。
稽古開始の挨拶を済ませるやいなや、先生が、私たち生徒に問いかけました。
「竹刀剣道も剣道形もやったことのない全くの初心者さんに、もし、皆さんが、剣道を教えることになった場合、まず、剣道のどんなことについてその人に伝えますか?今すぐ、答えなくてよいので、一度、ゆっくり考えてみてくださいね」

ほれ、考えてみぃ

うーん、、、
先生の問いかけを受けて、
私が、頭の中で、自分のこたえを探し始めようとしたそのとき、
「遅れてしまいすみません。失礼します。」っと、
先週、見学にいらっしゃった入門希望者さんが、本日、早速、お稽古に参加されました。

わーい、わーい♪
新人さん、いらっしゃ~い💛
あれ!?で、でも、、、ちょっと、ま、ま、まてよ・・・!
っと、と、ということは・・・ひょっとして、ひょっとすると・・・
はい、そうです。
案の定、しばらくすると、先生が「はい、それでは、今日は、剣道キャット、初心者さんに、剣道形を教えてください。剣道キャットは、これまでも、剣道形を教えたことがあるよね?いつも通りのやり方で教えてくれればいいですからね」っと、私に言われました。
そんなわけで、今日は、「お稽古初日の初心者さんに日本剣道形を教える」・・・という、お稽古をいただきました。
いやー、なんでもそうですけど、人に何かを教えるときって、まずは、自分が正しく理解していないといけないですよねー。さきほどの、先生の問いかけに対する答えもまだ自分でみつけてないよー!
その上で、教える相手が分かりやすいように、
かみ砕きつつも、理論的に系統立てて話をしていくことが大事だと思います。
特に大人の初心者さんには・・・。
正しい情報が豊富にあっても、
それを、無作為にいろんな角度からビュンビュン相手に投げ渡しても、
受け取る側は、

何じゃこりゃぁ~!?(松田優作風)
ってな感じで、
混乱あるいは、場合によってはパニっくちゃいますよね。
なので、時と場合にもよりますが、もし、状況と時間が許すのであれば、
できるだけ、教えるときも教わるときも、欲張らず、
1つ1つの情報を確実に整理していきながら理解を深めていけるのが、私の理想です。
でも、何はともわれ、まなびを始める際に、一番最初に理解しておかなくてはいけないことは、
「これは、何のためにまなぶのか?」
っという、まなびの目指す先にあるもの・・・を理解することではないでしょうか?
ああして、こうして、、次は、そうして・・・といった、
理屈ぬきに、単純に形のステップだけを覚えようとしても、なかなか、覚えられないし、
そもそも、何のためにこんなややこしいこと覚えなきゃいけないの?っという疑問というか、疑心が湧いてきて、その答えが見つからなければ、次第にまなぶ意欲もどんどん低下しちゃうんじゃないかなって思います。
一番最初に、剣道形に出逢ったときの、昔の私はそんな感じでした ハハハ。
立ち合いの礼と礼の間に挟まれた、太刀の形7本と小太刀の方3本。
100年以上も昔に修行を積まれていた剣士の方々が私たちに残してくださった、
この「日本剣道形」の一連の流れをまなぶことで、
自分は何を身につけようとしているのか、あらためて、そのことに考えを巡らし、
また、自分がまなんだことをいかに、後に続く剣士の皆さんに伝えていくべきか・・・
今日は、そのことについて、
今一度、自分の頭を整理しなくちゃいけないなっと思い、
フガフガ鼻息を荒くしている私でした。

毎日が修行なのじゃ。。。
そんなわけで、
明日も稽古に行ってきまーす♪