剣道に「ありがとう」を言った日

剣道キャットブログ、不定期ながらも、気がつけば30記事を書き上げていました。

自分の中で、まあ、30本ブログ記事を書けたら、ドキドキするけど、全世界に発信してみちゃおっかなー♪と思っていました。実は、英語版もあるんだ

ところが、ちょうどブログを30本書き上げた頃、自分が予想だにもしなかった大きな出来事が立て続けに起きてしまい、ブログ世界発信どころではなくなってしまいました。

いや、ほんとに、、、

「人生のかかり稽古」って感じだったわ

これまで生きてきて、1,2を争う衝撃的な出来事連発でした

ネコも人間も、生きていると、いろんなことが起きますよね。

「当たり前のことなんか何ひとつなかったんだ。失ってみて、そのことが、初めてわかったよ」と、いう言葉を、ときどき耳にしますが、、、

まさに、ほんと、これ!

昨日まで、当たり前すぎて気にも留めていなかったことが、ある日、突然、自分の前から消える!

自然災害、病気発覚、突然死、交通事故、信じていた人(猫)からの裏切り、株大暴落などなど・・・、こうして考えてみると、平穏無事に暮らせていた日々のほうが、実は尊いことだったのかもと思えるくらい、結構、私たちは、常に、危険と背中合わせ、「紙一重」な感じで日々の生活を送ってきているんだな・・・と、今は、思います。

そして、予期していなかったことが、自分の身に、突然、降りかかると、心が大きく動揺します。なんなら身体も無意識にガクガク震えたり、涙もたらたら流れてきてしまいます。完全に、アウトオブコントロール(制御不能)の世界です。

現実に起きたことに、こころと身体が完全に追いついていっていない・・・、そんな感じです。

普通、こんな状況下になったら、剣道稽古には行けませんよねー。

無理無理、こんな精神状態では、稽古なんてできないわ

っていうか、そもそも、こんなときに稽古に行ってる場合じゃないって!

しかしながら、私は、毎年、その年の剣道抱負というか目標の1つに「稽古を休まない!」を掲げています。

というわけで、さんざん迷った末、稽古に向かいました。

心の中では、「こんなメンタルじゃ、まともな稽古なんてできないよー」っと思いながら・・・

あるいは

「今日は、稽古がうまくでいなくても仕方ない、仕方ない。稽古を休まないだけでも、私、偉いじゃん!」・・・などという、稽古を始める前から、自分を変に慰めている自分がいました

稽古いきつつも、心の中では、

こんなときに

稽古なんてできるわけないって、自分で決めつけてたんだ

その日は、火曜日。形稽古でした。

道場に足を踏み入れた以上、私は、一応、先輩剣士。他の生徒さんに悟られないように、できるだけ、平静を装い、いつも通り号令をかけてはいましたが、自分で自分をごまかすことができません。

やっぱりわかります。

いつもより、気が入らないまま稽古を始めようとしている自分がいることを・・・。

ところが!ところがですよ!ビックリしたことが起きたんです、このあとに!

(つづく・・・・)

チューダン君
チューダン君

えええ!!!

「つづく」なんっすかー?

嘘、嘘!

そんなもったいぶったことはしないわよ!

サッサと、お話しますよ!

何が起きたかというとですね・・・

先生が、「まずは、初心者の皆さんへのお手本として、剣道キャットが仕太刀、私が打太刀で、形10本打ちましょう」っと言われたんです。

私は、「うげー、よりによってこんなときに・・・」と、咄嗟に思いました。

が、朝早くから、わざわざ稽古に来てくださっている生徒の皆さんの時間を、大事に使わないとダメだと思い、「よし、今の自分が、出来うる限りのことをしよう」っと気持ちを固めました。

そして、打太刀(先生)と向き合って、立ち合いの礼を行い、三歩前進、木刀を抜いて蹲踞、横手を合わせ、小さく五歩後退して中段に構える・・・この一連の流れを行ったとき、自分の中の何かがスー―――っとなる感じがして、さらに、打太刀の左上段に対して、自分が右上段を構えたときには、あきらかに感じた感覚があったんです。

その感覚というのは、

「いつもの私」が存在しているという感覚です。

太刀の形1本目の仕太刀役を行うときに、いつも現れてくる自分、それを感じたのです。

そのことをはっきりと感じたんです。

家を出てくるときには、ここ数日の間に発生した、予期せぬ大きな出来事によって、完全にメンタルも身体も疲弊しきって、まっすぐ歩くのもままならないような、よわよわの精神状態の、よわよわの自分だったのに・・・

仕太刀として構えを取った瞬間、

左上段で構え攻めてくる打太刀に対して、

「絶対に負けないわよ!こっちが絶対にあなたを討取ってやるぞ!」っという強い気持ちでもって、しっかりと腹をすえて右上段に構えている、めっちゃ強気の自分が現れたのです

本当にビックリしました

これは、何が起きたんだ?っと思いました。

うまく表現しきれないのですが、多分、こういうことだと思うんです。

おそらく、毎週毎週、何年も火曜日には形稽古を行ってきたので、なんというか、半分、本能的に、この状況のときには、この動きをして、そのとき自分はこうなる・・・と、自分の身体と心が自動的にその環境に反応したんだと思います。考えてこうするとか、そういう感じじゃなくて・・・。自分の身体にしみついたものが勝手に出てきた・・・そんな感じでした。

で、今回のこの出来事が、私に何をもたらしてくれたかというと

いろんなツライことがあって、心が折れて、もう私には無理!っと、自分が思っても、

実は、自分の身体の中には、もっと強い自分が隠れているもんなんだ・・・

そして、その隠れている強い自分を引き出すためには、

ちょっとだけ、自分が頑張って、強い自分が出てこれる「きっかけ」をつくってあげる必要があるんだ・・・ということに気づくことができた・・・ということです。

今日、稽古にこなければ気づくことができないことでした。

いろんなことがいっぺんに起きて、心も身体もヘトヘトで、気力もすっかり弱っていたのに

剣道が、、、いつもの自分を取り戻してくれた

剣道が、、、いろんなものは無くなってしまったけれども、自分自身は、なくならずに、ここにちゃんと存在しているよ・・・っということに気づかせてくれた

剣道が、、、もし、また、私の気持ちが弱ってきても、道場に戻ってくれさえすれば、ちゃんと、自分を取り戻すことができるから安心しなさいよ・・・って教えてくれた

つまるところ、剣道が私を助けてくれたんです。

そして、今日のこの経験を通して、きっと、これからも、剣道は私を助けてくれる存在なんだ・・・と感じることができました。

今日、あのまま稽古に出てこずに、一人で家に閉じこもっていたら、きっと、もっと気持ちが滅入って、自ら暗いトンネルに入り込んで、今頃、暗闇をさまよっていたんじゃないかな・・・と思います。

この日の稽古が終わったあと、

私は、初めて、心をこめて剣道に対して「ありがとうございます」と言いました。

自分の人生で、剣道に巡り会えて本当によかったです。

今日のことで、なんだか、自分と剣道の関係がまた1つ違ったものに変化したような気がしました。

この剣道に対する感謝の気持ちを忘れずに、

明日も稽古に行ってきまーす♪

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