今日は、2つのグループに分かれての稽古でした。
私は、初心者2名に基本を教えることになりました。
いやぁ~、剣道をまったく経験したことのない
まっさらな剣士に、
基本を教えることは、簡単なことではありませんね。
っていうか、超ムズカシイですね。

何をどこから教えよう?
でも、どうやって伝えたら、わかりやすいかを考えてたり、調べたりしているうちに、
自分自身が、「なるほど、これって、そういうことだったのかー!」と、
あらたな発見をすることが、ものすごく沢山ありました。
すなわち、自分が初心者を教えるという機会を得たことで、
今まで自分が、何も考えずに自動的に行っていた動き1つ1つについて
突き詰めて考える時間を持つことができました。
例えば、、、
どうして、竹刀を持つときに、左小指を半かけにしないといけないの?
なんで、右利きの人間なのに、左手を中心に使うようにこころがけないといけないの?
どうして、構えをいつもキープしていないといけないの?
そもそも正しい構えって、どういうものなの?
構えをキープすることと、居ついてしまっていることの違いってなんだ?
どうして、面打ちをする際、右足を前に引っ張って進んではいけないの?
右足がもう、前にあるのに、なんで、左足を使うの?
そもそも左脚で押すって、どういう動きよ?
もっといえば、腰で打つって?
などなどなど・・・
人に教える前に、自分自身が、1つ1つの動きにある理屈を
しっかり、理解していないといけないことばかりでした。できなくても・・・
先生から、初心者を教えてくださいと言われたとき、
正直、私は、私も他の有段者と一緒に、上級レベルの稽古に参加したいと、
チラッと(いや、メチャクチャ)そういう気持ちを持ちました。

私も、技稽古したいよー
でも、昇段を重ねた剣士には、指導者としても成長するという
課題というか責任もあるのだから・・・っと、
思いなおして、取りかかった初心者指導でしたが、
普段の稽古では、なかなか気づけなかった大切なことを
たちどまってゆっくり考える時間を得て、
なかなか神妙な気持ちでおります。

教えることで、
自分が学んでるじゃん!
そんなわけで、
明日も稽古にいってきまーす♪