道場メンバーで、近々、昇段審査を受ける生徒さんがいらっしゃるということで
本日、わが道場では、審査稽古を行いました。
本番と同じく、1分間の立ち合いを2回行います。
た・だ・し・・・
本番と大きく異なるのは、
審査稽古の様子をビデオ録画する点です。
先生が、設置した長い3本脚が生えたiphoneが、心なしか憎らしくみえるのは、私だけでしょうか?
準備体操、素振り、短めの基本稽古を終え、いよいよ審査稽古です。
まずは、立ち合いに前に、着装チェックを行いました。
面紐がねじれたり、端の長さがバラバラになったりしていないか?
面紐の長さは40cmほどに収まっているか?
手拭いが頭からびよーんと飛び出ていないか
胴紐がほどけそうになっていないか?
胴紐は正しく結ばれているか?(縦結びはダメよ)
胴や垂れが歪んでいないか?
袴の長さは適切か?
袴の前端は、後ろ端よりも長くなっているか?
などなど・・・
先生は、常におっしゃいます。
着装の乱れで、その人が、自分の審査に対して、
どれだけ真摯に向き合ってきたか否かがすぐにわかってしまいます。
また、正しい着装は、あなたとあなたのお稽古仲間が安全に稽古できることの一役を担います。
審査直前になってあわてて正しい着装を身に着けるのではなく、
普段から、正しい着装が、あなたの自然な着装になるようにしていきましょう・・・と。

はーい、先生!
「着装命♡」ですね
さて、そんなわけで、審査稽古が始まりました。
先生も含め、1人1分間の立ち合いを2つずつ行いました。
今日は、ここまで実施したところで、お稽古の終了時刻となりましたので、
先生からのフィードバックは次回稽古時にということで、
次回稽古までの宿題が出されました。
先生からの宿題は、まずは、今日撮ったビデオを見る前に、
自分の記憶が新しいうちに、それぞれの自分の立ち合いを思い出して、
どんなときに、何故、何を、どうやったか?とか、
あの1分間の中で、自分がどんな状態であったかなど、
思いだせることを思いだしてから、
ビデオを見るようにしてみてくださいというものでした。

はい、わかりました!

ビデオ見るの
つらいけど頑張るっす!
そんなわけで、おうちに帰って宿題タイム。
まずは、自分で、思い出せることを思い出してから、恐怖のビデオ視聴!
見終わった感想を、まずは、”ヒトコト”で述べてみます。

思ってたのと違う!

振りが、全然、おそっ!
(あ、フタコト述べちゃった)
そして、おそらく、マゾ体質の私は、
ここで、さらに、自分を戒めるために、
この動画をスローモーションにして,再視聴するのです。
すると・・・
うええええええ~
やっぱりぃいいい~
見たくなかったものを
また見てしまったあああ・・・と、なるわけです。
例えば、通常スピードで動画をみれば、
あたかも、「気剣体の一致」の技が繰り広げられていたように見えても
スローモーションで確認すると、
ドターン!っと、右足がはっきりと先に着地してからぁのぉー打突だったりするわけですね。
ほんの1秒のことであっても、
気剣体が一致しているときと、そうでないときでは、打突の感覚が全く異なりますよね…トホホ
「ちっ!また、いちから出直しだぜ・・・」と、また、自分につぶやく私でした。
しかしながら、
この審査の1分間って、
なんか不思議な1分間だと思いませんか?
たったの1分で、確かに、あれ、もう終わっちゃった?って感じるときもあれば、
お相手によっては、
あれ?まだ1分経ってないの?長くない?あれ?っと感じるときもあったり(単に、時間係が間違えて居るときもありますが…ハハハ)
さらにこうして、ビデオを見返してみると
たった1分間にもかかわらず、
「およよ、私の悪いクセ、まだ、治ってないじゃん!っていうか乱発してるぞ!」
とか
「あれ、ここでは、めっちゃかっこよく決めたつもりだったのに、全然ダメじゃん!」
とか
「うわー、どうして、そこで、面にいっちゃったー、私?わけわからんわー」
とか
なんかいろんなショートショート物語が含まれている感じがします。
審査のときの「1分間」って、なんだか不思議・・・。
長く感じるときもあれば、あっという間に過ぎていくときもある、「1分間野郎」。
審査のときはよろしく頼むよ!

うん、まかせて!
そんなわけで ビデオ得た情報をもとに、また修行をつまなくてはなりませんな。
また明日も稽古にいってきまーす♪