こんにちは!
今日も、元気に朝稽古。剣道キャットこと春ちゃんだよーん♪
今日も、ブログを書きつつ、自分の稽古を省みようと思います。
今日のお題は、前々回から引き続き
身体に、しみついた悪いクセを、どうやったら直せるかについて、しつこく考えてみようと思います。
わたしには、直さなければいけないクセが色々あるのですが・・・
そして、
その悪いクセ達に気づいたのも、もう随分も前なのですが・・・
いまだに、どれも直っていません!
何故なんだ!
もう、こんな私、本当にいやだ!っと思いながらも、
例によって周りをチラッと見渡すと、あれ?どうやら、私だけじゃなさそうだわ・・・
あの人も、この人も、クセ直ってないじゃーん!

私だけじゃなかった♡
しかし、私も含めて、「悪いクセ放置クラブ」の皆さん、
悪いクセを直さなければいけないとわかっているし、
直したいっと思っているはずなのに、
どうして直っていないのでしょうかね?
これは、真剣に考える必要がありそうです。

そうそう、
まじめに考えてみい!
うーん、うーん・・・
あ・・・・。
あれ、ひょっとして、こういうこと?
ひょっとして・・・これも、”笑ってごまかすことのできた小学校の先生」的な感じかしら?
(何のこと言ってるかわからない場合、よければ、こちらのブログ→「突き稽古のススメ」をお読みください)
あらためて考えてみると、剣道って、自分の中に「克己心」がないと、本当にダメですよね・・・
だって、自分をごまかそうと思えば、簡単にできちゃうから・・・
例えば、私の場合、気剣体の一致で、いつなんどきも技を出したいと思っているのですが
物打ちが相手の面をとらえてさえいれば、試合中、審判の旗が上がり、
試合に勝ててしまうことがあります。
この場合、やっぱり、試合に勝てたことの方が大きくて、
決め手となった、その一本が、実は、気剣体の「不」一致であったという事実からは、
ついつい目をそらしてしまいます。
なんというか、ここで言いたいことは・・・
悪いクセが直っていなくても、剣道やっている気持ちになれる・・・
悪いクセがそのままでも、試合に勝てちゃうことがある・・・
そういう甘い誘惑みたいなものが、そこらじゅうにあるから、
クセが改善できていなくても、
自分の今の状態に、実は、もうそこそこ「満足」してしまっているんだと思うんです。
そして、あとは、もう
地稽古で先生から打たれないようすることだけ、
もしくは、
次の試合に勝つことだけ、
あるいは、
次の昇段審査に受かることだけに、
重きを置いて稽古をしてしまっているんです。
わたしが、いつまでたっても、悪いクセの諸々を直せない理由は、絶対にここにあると思います!

いやー、まいったなぁ
この衝撃の新事実!
でもさ、最近、気づいたんです・・・。
「基本」を、ないがしろにしていると、
結局、段が上がれば上がっていくにつれて
技を出したい瞬間に、
自分の出したい技を、
自分の出したいように出せない・・・ということに。
高段者の先生方が、いつなんどきも「基本をしっかり!」っと、言われる、その理由が、いろんな意味で、ようやく最近になって、ちょっとわかり始めてきたような気がしています。
だから、やっぱり、悪いクセを直して、基本に忠実な剣道をしなくちゃ!
しかし・・・
ここで、気の遠くなるようなお話をしてみようと思います。
例えば、私は、気剣体が一致しないこと以外にも、”右手打ち”にも悩んでいます。
右手打ちを直して、いついかなるときも、左手主導の正しい打ちができるようになりたいと思ってはいるんです。
はい、ここで、突然ですが、♡計算機ちゃん♡に、登場していただこうと思います!

お呼びですかー?
何を計算しますかー?
あらら、随分、カワイイ子が来たわ・・・。まあ、いいや。
あのね、計算機ちゃん。
私が、去年1年間、”右手打ち”の面打ちを何回くらいしたかを、大体でいいので教えてくれる?

お安い御用でーす♪
こっから先、読むのめんどくさかったら、次の計算機ちゃんの吹き出しまで、すっ飛ばしてもらっても、なんら支障ありませんよ
えーっと、春ちゃんは、
週4回稽古してるよね。でも、そのうち1日は形稽古、もう1日は、防具をつけずに基本振り返り稽古だから、防具をつけた竹刀稽古は、週2回だね。
ということは、竹刀稽古をしている年間稽古回数は、
2(回)x52(週)=104回だね。
で、春ちゃんのお稽古メニューは、
切り返しが、(すり足)と(体当たり&踏み込み足)それぞれ、2セットだから、
切り返し稽古で、面を打ってる回数は(1+9+1+9+1+1)x2x2=88回だね。
その後、
面打ち(大きい面)& 面打ち(小さい面)で、各4本x2種=8回
連続技(小手ー面)(面―胴)(突きー面)で 各4本x3種=12回
そいて、いろんな技のお稽古<払い面、小手擦り上げ面、面刷り上げ面、面返し胴(元立ち)出ばな面(元立ち含む)出なな小手(元立ち)>が、各4本x6種+4=28回
そして、最後に、地稽古3セット、もしくは、相打ち面稽古で 大体20本
これを、1年に104回やってるとして

計算してみるねー♪
カタカタカタカタ・・・
答えでましたー!
春ちゃんが、去年1年で、右手打ちで面を打った回数は、16,224回になりまーす♪
これに、あと、試合とか出稽古で打った面も加えれば、まあ、20,000回近く行くんじゃないでしょうか~?

え、、、
そんなに?
去年1年だけで、2万回ってことは、
コロナ禍が落ち着いた頃から数えたとしても、
なんだかんだ、7万回~8万回。
ひえええー!
8万回?
8万回も、身体に覚えさせてきちゃったことなんて、もう、そんなに簡単に直らないでしょー!!
本当に計算あってるのー?

失礼なこと言わないでよん
まちがいないわよ!
そうです、気が遠くなるお話というのは、このことです。
クセを直そうと思った今そのとき、
私は、自分の身体に、すでに8万回以上も、
正しくない面の打ち方を刷り込んできてしまったというこの事実・・・。
おーい、これ、どうやって、直すのー?
1つだけ、明らかにわかっていることは、8万回打って,ガッチリ身についた悪いクセを、
数で克服することは果てしなく無謀なことだということ。
例えば、1年かけてクセを直そうと思った場合、1回の稽古で770回くらい、”正しい”打ち方しないと、追いつかない数字だもん!(2万回÷104稽古回=769回)
1回の稽古で、770回も面打ったら、私は、もうこの世に生きておられんでしょうに・・・。
数でこなす以外の方法を考えないと、絶対に直せないって話じゃん!
とりあえず、年間104回の稽古では、自分をとことん律して、1本1本の面打ちを、なんとなく打つことは、金輪際一切やめよう!
とにかく、正しく打つことを徹底しないといけない!!
今、8万回という恐ろしい数字を見て、ようやくヒシヒシと、こういったことが自分の脳みそに伝わってきました。
でも、それだけじゃ、絶対に、足りないです。
稽古以外の時間にも、何かをやらないと、1年かけても、きっとクセは直らないでしょう。
なんせ、8万回だもん・・・。
でも、体力的には、1日2回稽古を続けることも難しい・・・。
これは、自分が稽古をせずとも、脳みその中では、自分が稽古をしているような錯覚を起こさせる何かを作り上げなければいけないんじゃない?
つまり、稽古してないけど、私、今、稽古してるよーって、自分の脳みそを騙さないと!
しかも、四六時中休みなく騙す方法を見つけなければ・・・。
だって、一日中、自分のクセを直すことを考えないと、8万回に追いつけないもん!
そんなわけで、わたしは、今、思いついたわ!
めっちゃいい方法を!

これだ!!
これしかないぞ!

もう思いついたんっすか?
春センパイ、すごいっす!
ふふふ・・・また、チューダン君に、尊敬されちゃったわ。
発表します!その方法とは・・・・
ダダダダダダダダダダダダーダンっ!
クセの直し方を紙に書いて、
眼につくところ、
そこら中に貼りまくる・・・です!
え??
めっちゃ、アナログ?
めっちゃ、昭和の受験勉強法?
そうですよ。
クセの直し方を書いた紙を、とにかくそこらじゅうに置くのです
トイレの壁にも貼る
ごはんを食べるテーブルにも貼る
勉強机にももちろん貼る
スマホのケースの裏にも貼る
いつも持ち歩くカバンの中にも入れる
こうすれば、1日中、自分の脳みそに、正しい打ち方を叩き込める(気がする)
トイレに座った瞬間、
「物打ちと右足を合わせる!」っという文字がいきなり飛び込んでくるわけですよ。
用を足してパンツを上げた瞬間、
今度は「左手で動かし始めて両手で打つ!」という文字が、有無をも言わさず脳みそに飛び込んでくるわけです。
一瞬、うぇっ!、こんなときに勘弁してよ~!・・・と、思うときもありますが・・・
背に腹は代えられません!
これくらいのことをしないと、絶対に、8万回をやっつけることができない気がします。
まず、自分がやらなければいけない身体の動かし方を、とことん、脳に覚えさせる
そして、その脳にインプットした情報通りに、私は、身体を動かすことができるかどうか?
この方法で、一度、人体実験をしていこうと思います。
とにかく、大事なことは、
まずは、厳しい現実と向き合いつつ・・・
やっぱり、「克己心」を持つことではないでしょうか?
どんな甘い誘惑があっても、自分に負けちゃダメなのであります!
そんなわけで、
克己マインドとともに
明日も稽古に行ってきまーす♪