剣道キャットこと、春ちゃんです。
今日は、また、あらたな発見をしたので、そのことについてしたためようと思います。
先日、セロリ先輩のアドバイスを心に留めながら、
気剣体一致となるように、”ゆっくりと”面打ちをやってみました。
もちろん、ボブおじさんと一緒に・・・。

春ちゃん、ガンバ!
確かに、ゆっくりを心がけてやってみると、「うわっ、何これ?」といった、違和感が発生!
ヨシヨシヾ(・ω・`)
違和感を感じることが第一歩なんだから、これでいいんだわ
その違和感を維持したまま、ゆっくりと面打ちをこころみます。
しかしながら、何度、繰り返しやっていても、なんだか、いまひとつうまくいっていない気がします。
こうやって構えて、あの違和感を感じるように、こうじゃなくて、こう動いて、そこで面を打つ!っと、自分の身体の動きを意識しながらやっていたのですが、なんだか、納得いく打ちが生まれません。
すると、いつのまにか、また、セロリ先輩が登場されました。やっぱり、頭に2本セロリ刺さってます

はーるちゃん♪
やってるねー
セロリ先輩は、「さっそく、ゆっくりやることを心がけているようだね。偉いねぇ~」
わたしをほめてくれたセロリ先輩に向かって、私は、こういいます

でも、なんか
うまくいかないんです
セロリ先輩は、うんうんと、うなずきながら
「わかる!私もそうだったのよ、春ちゃん。違和感をキープして、正しい動きでやってるはずなのに、なんか、うまくいかないんだよね。その原因を一緒に探してみよう。さあ、もう一回、同じように面を打ってごらん」
セロリ先輩に言われるがまま、私は、もう一度、気剣体一致をめざして、さきほどと同じように、ボブおじさんに、面を打ち込みます。
するとセロリ先輩がヒトコト・・・

春ちゃん、もっと
からだの力を抜いてごらんよ
からだの力を抜く?
「そうそう、もっと、リラックスしてやってごらん」
はっ!なるほど・・・
確かに、私は、違和感をキープしたまま面を打つために、
この手はここにこうして、このまま動かさず、そして、足の動きを感じつつ、ああして、こうして・・・っと、自分に言い聞かせている間に、無意識にからだに力が入りすぎていたように思います。
特に、最終場面の面打ちの瞬間などは、「ここで打たなきゃー!!」っと思って、完全にリキんでいました。
セロリ先輩がいいます。
「リラックス、リラックス!いい?からだの力を抜いて、もう一本、打ってごらん」
よし、リラックス、リラックス…。
脱力を心がけて面を打ってみました。
すると・・・

あれ?
なんか、めっちゃ簡単にできた
あれあれ?えーっと・・・
できたのは、うれしいんですけど、なんだか、キツネにつままれたような、なんとも、不思議な感覚です。
さっきまで、あんなに何度もやっていても、思うようにからだが動かずにできなかったことが、少し、力を抜いてやってみただけで、なんで、こんなに、スルっとできちゃったの?
なんでだろう?
さっきまでの自分と、今の自分で何が違ったのかしら?
考えてみました。

起きることには
必ず何か原因があるのじゃ
探してみよ、その原因を

あ!そうか
わかったぞ
わかりました!さっきまでできなかった理由と、今、できた理由が・・・
なるほど、これは、小学生レベルの”物理学”ですぞ。
つまり、面を打ちにいくときでも、振りかぶり振り下ろすときでも、いつでもそうなんですけど、からだに力が入ってしまうと、自分がリキんだ分だけの「重さ」が、自分の動きに加わってしまうわけですよね。
本来なら、竹刀の重さだけで、軽く竹刀を操作できるはずなのに、
そこに、自分がリキんだ分の重さが加わってしまうことで、
自分で自分の竹刀を重くして、結果、思うように竹刀を振ることができなくなってしまった・・・ということだと思います。
身体の動きにしても、足や上半身にリキみが入ることで、本来の自分の重さ以上の重量を前方に運ばなければならなくなって、自分で難易度をアップさせていたというわけです。
その結果、竹刀や自分の身体と”闘いながら”面を打たなければいけない状態を創り出してしまっていました。
竹刀と自分の身体とは、本来、仲良く協力しながら剣道をしなければいけないはずなのに、気づかぬうちに、真逆のことをしてしまっていました。
思い返してみれば、いつも、先生が、常日頃から、繰り返しておっしゃっておられる言葉の1つが「リラックスしてやってみなさい」でした

忘れてた!
あんなに何度も、先生に言われていたのにも関わらず、
私は、これまで、きっと、
リラックスして打つ・・・っていわれてもぉ~
それって、そんなに大事なことなのかなあ?
力抜いてリラックスしながら打ったら、冴えのある強い打ちにならないんじゃない?っと、
心のどこかで、私は半信半疑で、これまで、あまり真剣に、その意味について考えていなかったように思います。
でも、今、はっきり気づきました。
リラックスして打つということの目的の1つには、
竹刀にしても、自分の身体にしても、本来の重さ以上の力を加えないにするということで
余計な力が入っていないからこそ
自分の身体や竹刀を軽く簡単に動かすことができる・・・
あるいは、
即座に次の動きにつなげていくことができる・・・
さらに
自分がリラックスしていると、相手の様子を敏感に感じるとることもできる・・・
そういうことなんだと。
そういえば、先週末、ボクシングの大きな試合があって、テレビ観戦していました。
めっちゃ早くて、鋭いパンチが沢山繰り広げられていました・・・
あれも、ボクサー自身が、身体に変な力みを加えず、リラックスしているから放てる技なんだ・・・
うーん、また、ひとつ開眼した気分♡

気づくのが遅いのぉ~
いやぁー、セロリ先輩、いつも大事なことに気づかせてくれてありがとうございます!
あれ?
気づいたら、セロリ先輩の姿は、もう、そこにはありませんでした。
あ、床にセロリが一本落ちてる…この間、枯れかけていたやつかな?
セロリ先輩に気づかせてもらった、クセを直そうとするときには、気をつけること、
「ゆっくりやること」
「リラックスしてやること」
この2つを、頭におきながら、もう一度、ボブおじさんと一緒に、気剣体一致の面を目指し頑張ってみようと思います。

ヨシ!やるぞ、春ちゃん
うーん・・・なんか、でも、ボブおじさんと向き合うと、なぜか、いきなりからだに力が入っちゃうのを感じるわ
そこに、さらに「ヤァアー」なんて、気合いをいれようもんなら、
自分のからだが、完全に固まってるのを感じるしぃ
おいおい、気を高めつつ、リラックス(脱力)した状態でいるのって、実は、めっちゃ高度なスキルなんじゃないの?
ひぃーーーー、まだまだ道は遠いねー
そんなわけで、
また、明日も稽古に行ってきまーす♪