先週は、すっかり腰の調子もよくなって、お稽古が普通にできることが嬉しくて、心の中ではしゃいでいます。犬だったら顔に出さなくても、尻尾フリフリ状態ね。猫でヨカッタ。
でも、いきなりぶっ飛ばしてはダメだと自分に言い聞かせ、
まずは、身体を徐々にならしつつ、見取り稽古期間中に、気づいたことを実践しようと思い、
朝稽古前の約10分間、ボブおじさんに付き合ってもらって、面打ちの稽古しています。

春ちゃん、稽古復帰できてよかったな
僕にできることは、なんでもするよ

ありがとう。ボブおじさん。
まずは、自分の身体の痛みがないかチェックしつつ
面打ちを、注意深くやってみたいな
腰が痛くて稽古が2か月もできなかったのは、本当につらかったけど、そのおかげで、ひょっとしたら、自分の悪いクセを直すには、よい期間だったかもなあっと思っていました。
悪いクセのまま面打ちを続け、身体に悪いクセをどんどん叩き込み続けるかわりに、実際に身体を動かすことは、一切中止して、正しい面打ちに必要な情報をこれでもか、これでもかっと、自分の脳みそに叩き込んでいましたからね(トイレの貼り紙、食卓の貼り紙などなどのご協力を得て♡)。
2か月経過した時点で、自分の身体が、相変わらず悪いクセのままでいきたいとしているのか、正しい動きへと変わっていこうとしているのか、さあ、どっち?どうなるかが、自分でもとても興味がありました。
しかしながら、いかんせん、叩き込もうとした情報があれもこれもと、ちょっと多すぎたせいか、ボブおじさんと、一緒にふたを開ければ、
自分の悪いクセのままの面打ちに、時々、ちょっと、正しくやれていそうな感じの部分が、微妙に混ざっている・・・、そんな感じでした。

ハイブリッド面打ち!
まあ、2か月やそこらで、身体を使って稽古もせずに、紙を見てるだけでは、身体に染み付いた悪いクセが直るわけないか・・・っと思い、もう一度、気持ちあらたに、1つ1つの面打ちに関する注意事項を思い出しながら、ボブおじさんめがけて面を打ちつづける私でした。
そんな折、ふと、気がついたことがありました。
それが、このブログタイトルにもある「木を見て森を見ず」問題です。

木を見て森を見ず?
どういうことですか、春センパイ?
例えば、こんなことがありました。
あれこれ一度にたくさんいろいろやろうと思ってもダメだから、ヨシっ!今日は、右手打ちにならないように左手主導の面打ちを心がけてやってみよう!っと、目標を定め、ボブおじさんめがけて、面打ちをしていたときです。
左手を意識して「メーン!」っと打ちます。
おっ!やっぱり、ちゃんと意識すれば、左手主導で面が打てるじゃん!やったぜ!っと、自己満足に浸ったその瞬間、ボブおじさんが、無言で厳しい表情で私をじっと見つめます。無言だけど、「ダメダメ、それじゃあ」という声が聞こえてきます。

あれ?どこがいけなかたったの?
ちゃんと左手主導で打ったのに・・・
あるいは、こんなことも・・・
よーし、今日は、物打ちを走らせる感覚を求めて「一拍子の打突」を心がけてみよう!
再び、ボブおじさんめがけて、面打ちをしました。振り上げから振り下ろしまで、動きを止めずに打つことを意識して面打ちを繰り返し面打ちをしていると、あれれ・・・また、ボブおじさんが、怖い顔で私を見つめます。また、無言で「ダメダメ」サインを送ってるぞ・・・

えー・・・・。
何がいけないのよ、ボブおじさん
ボブおじさんにたずねるも、こういうときは、ボブおじさんは、だまったままで、私に答えを与えてくれません。
なんとなく、面打ちを繰り返して、自分で気づきなさい・・・と言われているようです。
仕方なく、引き続き、面打ちをしていると・・・
あ・・・!そっか!
気づきました。偉いぞ、春ちゃん by春
私は、「左手主導」を心がけたときには、右手打ちにならないように、無意識に、右手の力を抜きまくっていました。その結果、打突時の動きの流れで、右手がスルリッ!っと、3cmほど、滑り落ちてしまっているのです。
あるいは、「一拍子の打ち」をこころがけて面打ちを行っていたときには、竹刀の動きに気を取られすぎたせいか、上半身のみでの打突となり、下半身における重心や身体のバランスが完全に崩れていました。
なぜこのようなことが起きたかについて、自分で考えてみたところ、私の答えはこんな感じです。

なんでも、人やAIに聞かずに
自分自身で答えを見つけることは、ムズイけど大事なことじゃ
思うに、私は、「左手主導」にしろ、「一拍子」にしろ、面打ちに必要な1つ1つの注意事項を守るために、自分の意識を集中させていました。このこと自体は、間違っていなかったと思います。
しかしながら、私が、ダメだったのは、そもそも、これらの注意事項は、何を達成させるために行わなければいけないことだったか?・・・そのことを忘れてしまっていたことです。
ただ、部分的に、左手主導を守っても、右手が滑り落ちてしまえば、打突動作をコントロールすることができず、冴えのない、中途半端な弱い打ちになります。
一拍子、一拍子とこころがけ打っていても、それが、腕だけの動きで行われるものであれば、それは、単に、力まかせにうった、冴えも勢いも美しさもない打突になってしまいます。
目指すべき「冴えと力強さのある面を打つこと(森)」を達成させるために
左手主導(木)が必要だったり、一拍子の打ち(木)が必要だったりするわけなのに、
私は、木ばっかりに気をとられていて、森の存在をすっかり忘れていたということです。
そして、ここで気づいたのは、剣道は「点」で考えていてはダメで、
もっと、こう、なんというか、自分の身体を使って力を産み出して、
その産み出した力が途中で弱まってしまうことのないように、全部を上手に集約させていかないといけないのではなかな?・・・ということです。
つまり、点ではなくて、うーん、うーん、なんだろ?
キラウエア火山噴火直前の地殻運動みたいな感じ?
あーん、なんと表現していいかわかりませーん!
とにかく・・・
構えのときだけカッコよくてもダメ
気合いだけ大きくてもダメ
打突の時だけ、力いっぱい竹刀を振り下ろしてもダメ
構えたときからのすべての自分の動きをつなぎ合わせながら、
せっかく産み出した力を途中で失わないようにして打突につなげていかなければいけないってことですよね・・・

ゲー(吐きそう!)
またまた、めっちゃムズイことに気づいちゃったわ
思わず、また気が遠くなりましたが、まあ、ここは、前向きに・・・。
私には、こんなこと、いきなりは、絶対にできない!
まずは、このことを素直に受け止めよう。
だから、まず、小さいことから、1つ1つを確実にできるようにしていこう。
とりあえず、左手主導で打つときには、必ず、右手も一緒に協力させて打てるようにしていこう。
一拍子の打突をするときには、必ず、重心を低く保ったまま腰で打つ感覚とともに打つようしよう。
これだけでも、めっちゃ難しいぞ・・・
でも、きっと、こうして、1つ1つをつなぎ合わせていけば、
少しずつ少しずつ、また、何か、今までは見えていなかったものが見えてくるようになるかもしれないもんね。
ボブおじさんが、今度は、なんとなく優しい顔つきで私を静かに見つめてくれています。
ボブおじさんが、毎日毎日、私の面打ち稽古につきあってくれたおかげで、こんな大事なことに気づけたよ、ありがとう、ボブおじさん。チュッ♡

春センパイ!
道場内で、何、不謹慎なことをしてるんですか!
おっと、チューダン君、そんなとこにいたんだ。
気づかなかったよ。ソーリーソーリー♡ っていうか、落ち着いてよ。構えがチューダンから上段になってるぞ
そんなわけで、また、明日も稽古に行ってきまーす♪
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